日本歯科大学創立100周年記念
 百合の会(日本歯科大学女性卒業生の会)
 発足記念講演会・祝賀会
 東京會舘・10月9日(月・祝)


 
 平成18年IO月9日(月・体育の日)に、日本歯
科大学創立100周年記念事業の一環として、百合の会が発足し、記念講演会と祝賀会が東京會舘9Fローズルームで開催され、参加者は40回卒の方から93回卒までの120名余であった。来賓として、中原泉日本歯科大学学長、校友会から西川正昭専務理事(56回)・稲垣明弘常務理事(67回)が出席された。

◆記念講演会
 11時より、記念講演会ガ久保一美(65回)の司会進行で始まり、藤野(63回)の開会の辞、その後、中原学長よりご祝辞をいただいた。
 次に講師のアグネス・チャン氏についての紹介が萩原洋子(56回)によって行われ、講演が始まった。演題は「みんな地球に生きるひと」で、アグネス・チャン氏は日本ユニセフ協会大使として、また多方面のボランティア活動て活躍されている。その活動を通じて行った各国の子供の様子を説明し、戦争や内戦により難民となった子供の悲惨さを訴え、その中で、やせ細った子供たちがアグネス・チャン氏の歌に合わせて踊りだす様子を、身振り・手振りで説明されると、参加者の中には涙を浮かべている方も見受けられた。戦争や内戦のない平和な世の中になって、地球に住む皆が幸せになってほしいと願わずにはいられない。
 講演後、花束贈呈となるところを氏のこ希望でユニセフヘの募金となり、その目録が中嶋眞理子(64回)より手渡された。募金箱が設置され、参加者に募金を呼びかけており、その後、講師を囲んでの記念写真撮影が行われた。
 祝賀会に先立ち、百合の会代表の大島弘子校友会常務理事(54回)より、百合の会発足に至った経過報告があった。日本歯科大学卒業生の内、女性の占める割合が増えてきており、創立100周年にあたり、記念事業の一つとして本学卒業生による女性の会(百合の会)を発足させ、今回の講演会と祝賀会が企画されたということであり、今後もこの会を発展させて、ますます充実した会合にしたいとのことであった。

◆祝賀会
 祝賀会は、隅田百登子校友会常務理事(63回)と柴田えり子(69回)の司会で行われ、ここで西川専務よりご挨拶があり、また、祝電の披露が行われた。乾杯の音頭が正武家恵美子(56回)によって行われ、ピアノとフルートの演奏を聞きながら、講演会の緊張から解きほぐされ、同級生や知人との会話も弾み、また美味しい料理に舌鼓を打ちながらの祝宴が始まった。宴もたけなわになったところで、稲垣常務よりご挨拶があった。和やかなひとときはあっという問にすぎて、渡辺寿満子(56回)の閉会の辞をもって会は終了した。
 今後、もっとこの会の存在を知ってもらい、参加してもらえるよう働きかけをしていく事が大切だと思う。
(藤野由美子・63回記)

講師アグネス・チャン氏